トラブル別 応急処置の方法
■包丁で切った
包丁で指などを切った場合、傷口は直線的な切り傷になっています。
まずは水洗いをして、清潔なタオルやガーゼなどで止血をしましょう。
そして、絆創膏で傷口を閉じるように貼っておきましょう。
出血が止まらない場合は傷が深く、神経や筋肉まで達している可能性もあります。
その場合はすぐに病院へ行きましょう。
■靴擦れ
靴擦れした部分が水ぶくれになった場合は、破らないようにして上から絆創膏を貼っておきます。
皮膚が剥けている場合は、絆創膏ではなく「キズパワーパッド」を貼っておくと安心。
■手足を打った
手足を強く打って青あざや軽い内出血ができた場合は、冷湿布やアイシングで冷やしておきましょう。
腫れや痛みがひどい場合は骨折の可能性もあるため、病院へ行きましょう。
■擦り傷
転んで擦り傷ができた場合は、傷口にばい菌や砂が入っている可能性もあるため、水でよく洗い流します。
そして、傷口に絆創膏を貼っておきましょう。
傷の範囲が広かったり、水で洗い流しても汚れが落ちない場合は、医師の診察を受けるようにします。
■のどに魚の骨が刺さった
のどに魚の骨が刺さった場合、ご飯を飲み込むように食べると骨が取れる可能性があります。
ただし、小骨の場合は途中で折れてしまう危険性もあるため、ご飯は飲まない方が無難。
痛みがそれほどないようであれば、2〜3日様子を見ていると自然に抜け落ちる場合もあります。
骨が太かったり、痛みが激しい場合は耳鼻咽喉科のお医者さんへ行きましょう。
■火傷(やけど)
火傷をした場合はすぐに流水で冷やしましょう。
流水で冷やすことで皮膚の奥深くまで熱が進むのを防ぐことができます。
水泡や水ぶくれになった場合は、破らないように注意して絆創膏を貼って保護しておきましょう。
服の上から火傷をした場合は、服はそのままで服の上から冷やすようにします。
無理に服を脱がせると、一緒に皮膚がベロッと剥けてしまう危険性があります。
火傷の範囲が広かったり、症状がひどい場合はすぐに病院へ行きます。
■トゲが刺さった
トゲが刺さった場合は、ピンセットを使ってきれいに取り除きましょう。
そして、水洗いをしたり、傷口を消毒してから絆創膏を貼っておきます。
異物が奥まで刺さっている場合は、無理に抜こうとせず、そのままお医者さんを受診しましょう。
■日焼け
日焼けがひどくなると、火傷と同じような状態になります。
皮膚が赤く腫れてヒリヒリして痛む場合は、冷やすようにしましょう。
水分補給をしたり、保湿を行うことも重要です。
水泡は破らないように注意し、ステロイド含有軟膏を塗っておくようにします。
■高熱
夜中に高熱が出た場合は、薬を服用するよりも深夜でも受診可能な医療機関で診察を受けましょう。
大病院の救急室や医師会の救急当番の方が必ずいるはずです。
電話番号案内の救急医療サービスを利用したり、最近ではインターネットで検索することもできます。
■かさぶた
かさぶたができたとしても、その下では皮膚の再生活動を行っているため、無理に剥がさないようにしましょう。
もし剥がれてしまった場合は、傷口を洗ってから絆創膏を貼っておきます。
膿んでしまった場合は、医師の診察を受けましょう。
■犬に噛まれた
犬に噛まれた場合は、傷の大きさや痛みの有無に関わらず、必ず病院へ行きましょう。
そのままにしておくと、狂犬病に感染してしまう危険性があります。
■鼻血
鼻血が出たら、心臓よりも高い位置に鼻を上げて、安静にしておきましょう。
ティッシュなどを詰めてしまうと傷口を広げてしまう可能性もあるため、鼻を指で押さえて止血をします。
血が止まらなかったり、鼻血が鼻の穴から出るのではなく、のどに入り込んでしまう場合は、耳鼻科のお医者さんへ行きましょう。