正しい靴の選び方
履いて痛い靴というのは、誰も履きたくありません。
しかし、多くの人はどのような靴を選んで履いたら良いのか、という正しい知識がありません。
靴を買う時には、必ず試し履きをして歩き、その感触を確かめましょう。
それでも不安な場合は、専門家であるシューフィッターに相談してみましょう。
百貨店などの売り場にいるシューフィッターは、ほぼ無料で相談に乗って、最適な靴選びを手助けしてくれます。
試し履き
靴を試し履きする場合、靴を履いたらまずは、かかとを合わせて立ってみましょう。
立った時に足の甲の部分がほどよく合い、歩いてもかかとが脱げず、指先が前に出過ぎない靴がベストです。
また、足の大きさは、以下の3つが基本。
・足長…かかとから指先までの長さ。
・足幅…親指と小指の付け根の出っ張り部分までの長さ。
・足囲…足幅部の周囲長の太さ。
その他に、土踏まず部分の足の高さ、地面と接したかかとの傾斜角度などの足の特徴を見極めて、靴を選ぶようにしましょう。
靴を選ぶ時の注意点
・指を動かせる余裕があるか?
・指や爪が圧迫されていないか?
・甲の部分が張りすぎていないか?
・甲の部分が余りすぎていないか?
・靴の履き口が開いていないか?
・くるぶしに靴が当たっていないか?
・かかとの部分に余りはないか?
・かかとを上げた時に脱げないか?
・足裏のアーチラインは合っているか?
・重心は合っているか
・幅の部分が張りすぎていないか?
・幅の部分が余りすぎていないか?
靴が合っていないとどうなる?
多くの人は、自分に最適な靴の選び方を間違っているといいます。
例えば、フィット感を高めようときつめの靴を履いたり、足が痛いからといって緩めの靴を選んだりする、など。
靴がきついと、爪が変形したり、足の指が曲がるクセが付いてしまいます。
靴が緩いと、足の指に自然に力が入って疲れてしまったり、マメやタコができやすくなってしまいます。
自分に最適な靴を一度しっかりと選べば、その後はそれを基準に靴選びをすれば良くなります。
そのため、ぜひ一度はシューフィッターに相談することをオススメします。
シューフィッターとは?
シューフィッターとは、靴合わせの技能を備えた専門家。
1984年から、足と靴と健康協議会が養成を始めました。
シューフィッターは、3年ごとに試験を受けて資格を延長。
2011年現在では、約3300人が登録しています。
また、アシックスでは、シューフィッターを配した店舗「歩人館」を運営。
日本全国に約50店舗あります。